[連載]フリーランスが受けられる控除総まとめ、その2(小規模企業共済等掛金控除、雑損控除、寡婦(寡夫)控除などなど)

[連載]フリーランスが受けられる控除総まとめ

フリーランスの皆さん、確定申告の準備は進んでいますか?筆者は4月からため込んでいた取引の入力をようやく終えたところです……。毎年、「今年こそ毎月コツコツ入力しよう」と思っているのになかなか実現できません。今回もフリーランスの方が受けられる可能性がありながら、忘れられがちな所得控除についてお話していきます。

小規模企業共済等掛金控除

「小規模企業共済」とは個人事業主や中小企業の経営者が加入する共済制度で廃業や退職したときに退職金として掛け金を受け取ることができる制度です。掛け金は毎月1000~7万円までとなっていますが、その全額を所得控除の対象となります。月最大7万円なので、年間になると最大84万円。かなり大きな金額になりますよね。

筆者はこの控除制度について調べるまで、小規模企業共済という制度があることすら知りませんでした。個人事業主でも退職金を積み立てられるというのはいいですよね。国の共済制度なので、安心ですし、なにより節税しながら廃業時の生活資金や再就職のための資金などを確保することができる制度ですので、この機会に加入を検討してみてもいいかもしれません。

なお、小規模企業共済には国民年金と同じように翌年まで前納できる制度があるので、「今年は所得が多かったな」という年に控除申告すれば、大きな節税効果を得ることができます。

雑損控除

ここ数年、日本全国で地震や浸水、大規模な火災などの災害が多く発生します。このような自然災害や火事、盗難によって「生活に必要な資産」に被害があった場合、雑損控除を受けることができます。計算方法は2種類あります。

  • (損害金額+災害のために支出した金額-保険金などで補てんされる金額)-所得金額の10分の1
  • 災害のために支出した金額-5万円

いずれかの金額で多い方が適用されます。災害のために支出した金額を証明する領収書が必要なので、必ず保管しておくようにしましょう。

また、大きな災害が起きた場合、「災害減免法による所得税の軽減免除」の対象になることもあります。

災害減免法による所得税の軽減免除|国税庁

どちらが有利になるかはケースによって異なりますので、費用が分かるものを用意して税務署で確認するのがベストでしょう。

寡婦(寡夫)控除

こちらも忘れられがちな控除です。対象となる年の12月31日時点で配偶者と死別または離婚していて、合計所得が500万円以下の場合、条件によって控除が受けられるようになっています。女性と男性の控除額が異なるのが特徴です。

女性の場合

  • 配偶者と死別していて合計所得が500万円以下 27万円の控除
  • 配偶者と死別または離婚していて、扶養する子供がいる 27万円
  • 配偶者と死別または離婚後、再婚せず、扶養する子供がいて合計所得が500万円以下 35万円

この制度はシングルマザーの生活を支えるために作られた制度ですが、残念ながら未婚のシングルマザーの方には適用されない自治体が多いようです。結婚の経験があるかどうかで税金の優遇措置が受けられるかどうかが決まるとは、時代の流れに沿っていない制度と言われてもしかたがありませんね。実際、この寡婦控除については未婚のひとり親の生活も補助できるよう、制度の見直しが検討されているのだそうです。

まとめ

いかがでしたか?今回、紹介した所得控除はフリーランスなら誰でも受けられるわけではありませんが、受けられることを知らない人が多い控除です。日本に住んでいる以上、災害に遭う可能性はゼロではありません。万が一のときのためにも、こうした制度があるということを理解しておけば安心できるのではないでしょうか。

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