- 2017年09月02日
ブラック企業の特徴。
もはやすっかり社会に定着した感のある「ブラック企業」という言葉。就活中の皆さんはブラック企業ランキングなどをチェックしている方も多いと思います。広告代理店の電通のような大企業や飲食店、コンビニチェーンなど、ブラック企業はもはやどの業種にも存在しているといっておかしくありません。ここでは新卒の皆さんがチェックしておくべきブラック企業の特徴について詳しく説明していきます。
ブラック企業の特徴
- 離職率が高い
- 毎年、大量に採用している
- 精神論を掲げる
- とにかく「元気」「やる気」「明るさ」が大事と言われる
- 顧客から訴訟を起こされている
- 人材育成、教育などに力を入れていない
ブラック企業の特徴は、この他にも「残業手当がつかない」「休日が少ない」などの特徴もあるのですが、残念ながらこれらは入社してみないと分かりません。
残業手当がつくと言われていたのに実際にはつけられない、有給や年間の休暇日数は十分にあるものの休日出勤が前提になっていて、しかも休日出勤手当がつけられないなど求人情報からは判断できない点も多いのです。面接でこのような事実を告げれば誰も入社したがりませんよね。
ここでは入社前にチェックすればブラック企業であることが分かる特徴について説明していきます。
離職率が高い、毎年大量に採用している
離職率が高いということは社員を使い捨てにしている証拠です。「仕事ができない人は辞めていく」といえば聞こえはいいですが、社歴の浅い若い社員が大量に辞めていくようなところは問題がある可能性大です。
辞める人が多ければ、毎年、新卒採用の数が多いのも当然です。中途採用の募集をいつもかけているようなところも問題ありと考えていいでしょう。
精神論を掲げる
「殺されても離すな」は有名なフレーズですが、殺されていいわけはありません。このような精神論を掲げている企業は社員をモノとして扱っているところ。やり遂げられるのは数字を求められない部署に配属された場合かよほど体力と精神力、そして鈍感力が高い人くらいでしょう。こんな精神論を毎朝、読み上げさせられたりするような会社は間違いなくブラックです。
元気、やる気、明るさが大切と言われる
元気な人、根性のある人でないと採用しないという会社は要注意。要するに、そうでないとやっていけないということだからです。逆を言えば、元気で根性さえあれば、他の資質はそれほど重視されないということ。こうした会社でスキルアップやキャリアアップは難しいと考えてください。
顧客から訴訟を起こされている
これは、BtoBではなく、BtoCの業種に限りますが、顧客からしょっちゅう訴訟を起こされるような会社は要注意。顧客を大事にしないのですから、身内である社員を大切にするはずがありませんよね。「しょっちゅう客から訴えられているけれど、社員を大切にする会社」は存在しません。
人材育成、教育などに力を入れていない
企業のなかにはサイトの中で、人材育成、教育、キャリアパス制度などについて説明しているページを設けているところがあります。こうした企業は社員を大切にする優良企業と考えていいでしょう。ブラック企業は入社後の社員教育やキャリアップなど考えません。数字をあげさえすればそれがすべてですから。
ブラック企業に入ってしまったら
入社後、「これはヤバイ。ブラックだったかも」と感じたら、社会人経験のある第三者の意見を聞いてみましょう。「それはおかしい」と言われたら、そこはブラック企業であると考えていいでしょう。メンタルをやられる前に辞めるのが得策です。
筆者の友人にご主人がいわゆるブラック企業に勤めているという人がいます。営業成績がいいため、給与やボーナスはかなり高く、しょっちゅう表彰されて旅行に行ったりしていました。でも、御主人は旅行先から先に帰って仕事に戻り、彼女は義理のお母さんと滞在を楽しんだそうです。平日はほぼ毎日、一人で夕食を食べ、休日もご主人はほとんど仕事なのだとか。
曰く、「仕事を辞めたいけど、給料がいいから来年の住民税が怖くてやめられない」「あの会社でしか通用しないスキルだから転職できるとも思えない」。ちょっと怖い話ですよね。皆さんはこのような社会人生活、長く続けられると思いますか?
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