学校給食で最も人気なメニューは2010年代に突入してもやはりあの料理だった!
学校の教室で机を寄せ合ってクラスメイトと食べた給食。皆さんは、どんなメニューが好きでしたか?人気の定番といえば、カレーが思い浮かびますが、現代の子どもたちの味覚はどんな風に変化しているのでしょうか。今、人気の給食メニューから懐かしのメニューまでを振り返ってみましょう!
一番人気はやっぱりあのメニュー!
今の大人たちが小学校の給食を振り返って、もう一度食べたい!と思うメニューといえば、やはりカレーライスなのでは?でも、この傾向は今の子どもたちもどうやら同じのようです。
日本スポーツ振興センターが2010年に行った調査によると、小学校の学校給食で好きなメニュー1位はカレーライス、2位はパン、3位はめんという結果が出ています。
この調査の結果は男女によって少し差があり、男子はカレーライス、めん、揚げ物、ハンバーグ、丼もの、ごはん、焼肉とボリューム重視のメニューになっているのに対し、女子はパン、デザート、スープ、汁物、変わりご飯、サラダ、煮物、シチューというラインナップ。
小学生のうちから、男子はガッツリ系、女子はカフェ系と大人と同じような好みが現れているのが興味深いポイントです。
給食のパンはまずかった?
今でこそ、上位ランキングに入っている給食のパンですが「今、考えると子供の頃食べた給食のパンはパサパサでおいしくなかった」と感じている方も多いのではないでしょうか。
実は給食のパンに使用する小麦粉は学校給食会から届けられるもの。価格を抑えつつ、同一県内で味に差が出ないよう、塩や砂糖、ショートニングの量まで決められているのだそう。さらに、イーストやスキムミルクなどの原料も指定されたものが届けられます。
パサパサしているのはバターが使用されていないからなのですが、かつて子供たちから絶大な人気を誇ったメニュー「揚げパン」がおいしく仕上がるのはこのパサパサ加減ゆえなのだそう。時間が経って、しっとりしたきな粉がまた格別でしたね♡
好き?キライ?食べたことない?話題のソフトめんとは?
現在でも男子から根強い人気を得ているメニュー、めん類。皆さんの地域ではどんなものが出されましたか?スパゲッティナポリタンや焼きそばなどが一般的ですが、ソフトめんも意外な伏兵として人気があるようです。
ソフトめんとは袋入りの茹でたうどんのようなもの。袋を開ける前に、割りばしで2つや4つに割ってからおかずとあえて食べた……。そんな懐かしい記憶を持つ方も多いのでは?ちなみに関西地方では採用されなかった地域も多く、食べたことがない!という方もいるようです。
麺類は淡白な味なので地域によって合わせるおかずが異なり、味に変化が出ているのが面白いポイント。関東地方ではカレーやミートソースに合わせるのが一般的ですが、長崎県ではちゃんぽん風に、富山県では肉みそと合わせてジャージャー麺風に食べたりすることもあるのだそうです。
東京で育った私には富山県がかなり羨ましくなりました(笑)
飲み物は牛乳オンリー?
続いて給食の飲み物のお話です。今の大人たちにとって、給食の飲み物イコール牛乳でしたよね。現在は自宅から水筒を持っていくことも多く、持参したお茶や水を飲む子どもも多いようです。
お茶どころである静岡県では緑茶が毎日やかんで出される学校も少なくありません。給食係の他に「お茶係」がいたり、クラス専用のやかんも用意されていたりするのだとか。
昔は給食費の他にお茶代100円程度か、封筒1杯分のお茶を学校で集めていたという微笑ましいエピソードもあったそうです。実際にはお茶の産地だけに、お金ではなく茶葉を持ってくる子どもの方が多かったというのも静岡県ならでは、ですよね。
まとめ
いかがでしたか?日本の国民食とも言えるカレーの根強い人気に納得された方も多いのでは?また、地域によってメニューや飲み物に差があるのも興味深いですよね。
いつの時代も、子どもたちが給食を好きな理由は「みんなと一緒に食べられるから」。給食のカレーと同じレシピで作っても、おうちのカレーが同じならないのには、こんな理由があるからかもしれません。
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