犬や猫、ペットが逃げた!そのとき一番にするべきこととは?
台風や雷といった悪天候、花火の音、騒音……。犬や猫といったペットたちは、私たち人間にとってはなんでもないようなことでびっくりして、飛び出しそのまま行方が分からなくなってしまうことがあります。なかには動物病院に連れていかれる途中に逃げてしまったというコも。ここで、大切な家族の一員である犬や猫が逃げてしまったときに、まっさきにするべき対応についてお話します。
まず一番に、動物保護センター、保健所、警察に連絡を!
以前に逃げてしまって自分で帰ってきた経験のある犬や猫の場合、飼い主さんは「1週間くらい待ってみて見つからなかったら保健所に連絡してみよう」と考えてしまう方もいます。実はこれ、とても危険な考えなんです
特に犬の場合、保健所に保護されると告示
どのような犬を保護しているかお知らせ
と返還される日を合わせて預かってくれるのは最短で3日から10日程度。飼い主さんが探している間に殺処分されてしまった……という悲劇も実際に起きています。特に成犬の場合、新しい飼い主を探すことなく殺処分されてしまうことも多いそうです。
警察や役所で保護されている場合もありますが、それぞれ保護期間はまちまちなので、とにかく早く届出をしましょう。届出すべきなのは、警察、保健所、動物管理事務所
動物愛護センターなど
、区役所や市役所の環境衛生課など。警察では遺失物
落とし物
として、保護している動物の情報をHPに掲載しているところもありますが、対応が追いつかないことも。サイトを見て「迷い犬の情報が掲載されていないから……」と諦めてしまわず、必ず連絡をするようにしてください。
また、近所の動物病院にも連絡をし、保護されていないか確認してみましょう。警察は24時間届出を受け付けていますし、保健所や動物愛護センターなどはメールで情報を受け付けていることもあります。週末や祝日にあたっていても、諦めずに届出をしましょう。いずれの場合もペットの画像があればベストです。
自分で探すならこんな点に注意してみて
中型犬は行動範囲が広く、飼い主が想像しているより遠くで保護されることもあります。張り紙を作って探すなら10キロ範囲内のスーパーやコンビニなど、人が集まる場所に貼らせてもらいましょう。小型犬は行動範囲が狭いので近くで見つかることが多くなっています。近所を中心に張り紙をしたり、散歩コースのお宅にポスティングでちらしを入れさせてもらったりするのも効果的です。
また、最近はtwitterで保護した犬や猫の情報を拡散しているケースもよくあります。#迷い犬#地域名などで検索してみると、情報が得られるかもしれません。ペットの写真があれば、twitterで「探しています!」としてなるべく多くの方に拡散をお願いしてみるのもひとつの方法です。
もうひとつ、「獣医師広報版」
http://www.vets.ne.jp/
のように迷い犬や迷い猫などの情報を掲載している掲示板もチェックしてみましょう。こちらは動物を保護した方と探している方の情報が合わせて掲載されています。こちらではスタッフの方が保護した方の情報と飼い主さんが探している情報を照らし合わせ、双方に連絡を取ってワンちゃんが飼い主の元に戻れたケースもあるそうです。
もし迷い犬や猫を保護したら、どうする?
もし、あなたら犬や猫を保護したら。早めに警察や保健所、動物愛護センターなどに連絡を入れ、飼い主さんが探していないか確認してみましょう。
ただし、大型犬などはパニックを起こして人に対して攻撃的になっていることもあります。このような場合は無理に保護しようとせず、市町村など役所に連絡をして保護してもらってください。そのとき、動物の写真を撮っておいて、twitterなどで拡散し「○○市役所で保護されています」として飼い主さんが探していないかチェックしてみてもいいでしょう。
最後に
普段、おとなしく逃げる様子のないワンちゃんや猫ちゃんでも、なにかにびっくりしてパニックになってしまうことがあります。室内で飼っていても、首輪と迷子札をつけておくのは忘れないようにしたいもの。迷子になったペットが保護されて帰ってきたという飼い主さんの多くが「これからは首輪と迷子札は必ずつけるようにします」と口をそろえています。また、早めに行動することで保護できるケースも少なくないようです。「もしかしたら、帰ってくるかも……」と思わず、ペットがいなくなったらすぐに届出をするようにしましょう!
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