- 2016年12月26日
帯状疱疹ってどんな症状?年末年始、ストレスが多い人は注意!
皆さんは「帯状疱疹」という病気をご存知ですか?よく、病院の待合室などに帯状疱疹について書かれたポスターなどが貼られていますよね。「疲れたときに出るブツブツ」と考えている方が多いと思いますが、帯状疱疹と普通の皮膚病は症状が起こるメカニズムや治療方法が異なっています。年末年始の忙しい時期にかけて是非知っておきたい、帯状疱疹について詳しく説明します。
帯状疱疹は痛み→ブツブツの経過をたどる!
帯状疱疹とは子供のころから体の中に残っている水疱瘡ウィルスが原因で起こるもの。疲労やストレス、風邪や生理など体力が落ちたタイミングでウィルスが悪さをして皮疹(ブツブツ)が体に出るという症状です。ウィルスは体にある神経節に潜んでいます。
帯状疱疹というと、ある日突然ぶつぶつができると思われているかもしれませんが、実はほとんどの場合、ある前兆があります。それは体の一部分、片方だけがチクチク痛むということ。筆者の場合、腰の右側だけに今までにないチクチクとした強い痛みを感じました。腰痛だと思い、シップを貼ったり、貼るカイロで温めてみたのですがまったく効果はなし。「普段はこれでよくなるのに、おかしいな……」と感じていました。
その後、2日間シップを貼り続けたのですが、はがした時にはぶつぶつができていました。かゆくはなく、触るとチクチクする感じで、これも今までにない症状です。このとき、「シップにかぶれたのかな」と思うと同時に、右足の付け根、リンパのあたりが腫れていることに気づいたのです。
おかしいと思ってリンパの腫れを内科で相談。かぶれと関係あるとは考えもしませんでした。医師の診断は「炎症が起きているのかもしれないので、様子を見ましょう」とのこと。診察室を出る直前に「そういえば、シップでかぶれてしまったので、お薬をいただけますか?」と言って先生に患部を見せたところ「これはかぶれじゃありません!帯状疱疹です!これならリンパが腫れているのも当然です」と診断されたのです。
ブツブツが出てから3日以内に抗ウィルス薬を飲み始めるのがベスト
筆者の場合、リンパの腫れがあったため診察を受ける気になりましたが、チクチクした痛みと皮疹だけではかぶれだと勘違いしてそのまま放置していたかもしれません。
帯状疱疹の治療は抗ウィルス剤を7日間飲んで行います。皮疹が出てから3日以内にこの薬を飲み始めないと、皮疹が広がったり水ぶくれになって完治まで時間がかかったり、帯状疱疹後神経痛と呼ばれる痛みを残してしまうこともあるそうです。
私が薬を飲み始めたのは皮疹が出てから2日目でした。運よく、医師がすぐに帯状疱疹と診断してくれたので、その後、皮疹は広がることもなく、水ぶくれにもならずにすみました。痛みはそれから3日間くらいがピークで、その後はチクチクとしたかゆみを患部とリンパの周りに起こった程度。リンパの腫れも薬を飲み始めてから5日程度で引いてきました。
今までにない痛みと痛みのある皮疹が出たら、すぐに病院へ!
ネットで帯状疱疹について調べていて気がついたのが、お盆休みや連休、お正月の休みなどに発症しているケースが多いということ。よく休みに入ると気が緩んで疲れが出てしまう……という方は特に要注意です。
帯状疱疹は「それまでに感じたことのない体の片側だけに現れる痛み」という前兆があります。おかしいな、と感じたらすぐに病院に行きましょう。筆者の場合は腰のあたりでしたが、お腹や顔に出ることもあるそうです。
痛みのある皮疹が出たら、救急窓口のある病院で診てもらうことが大切です。すぐに抗ウィルス剤を飲めば、症状が軽いうちに完治させることができるので、迷わず病院に行くようにしましょう。
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