おならの回数、1日に何回出ている?

おなら 我慢 良くない

皆さんは人前でおならが出そうになって我慢したことはありますか?エレベーターの中や車の中など「どうして今なの?」と思うときに限って出そうになる、おなら。なんとかやり過ごしてホッとした…という経験は誰でも一度はあると思います。でも、実はおならを我慢し続けると体にいろいろな悪影響が出てしまうということをご存知でしょうか。

1日に何回出ている?おならの回数

成人の場合、1日0.5~2リットルものガスが作られ、おならとして15~20回排出されているのだとか。もちろん、臭いがしない場合もあります。でも、これだけおならが出ているとしたら、我慢すること自体、ナンセンスと言えそうですね。では、具体的にどんな悪影響が出るのか見ていきましょう。

<悪影響・その1:大腸がんの原因にもなる?>

「そもそも我慢したガスはどこへ行くんだろう?」そう思ったことはありませんか?おならの悪臭はおならに含まれる有害ガスが原因。おならを我慢すれば、有害物質はそのまま小腸の中に溜まってしまいます。すると、まわりにある横行結腸やすい臓、胆のうなどを刺激して腹痛や便秘を引き起こすのです。おならを我慢するとお腹がいたくなるというのは、これが原因。

さらに有害ガスが腸の中に貯まることで悪玉菌や有害物質が増えると、腸のなかで発がん性物質を作りだしてしまうことも。この状態が続けば、大腸がんを引き起こすことにもなりかねません。また、毒性の強い硫化水素を含む硫黄のような臭いのするおならを我慢すると潰瘍性大腸炎の原因にもなると言われています。

<悪影響・その2 体臭や口臭となって体外へ排出される>

腸のなかに溜まった有害ガスは腸壁から再吸収されて、血液によって全身に運ばれます。おならの悪臭が皮膚や口から排出されることになり、体臭や口臭が起こる可能性があります。

<悪影響・その3 肌荒れやニキビの原因に?>

血液によって有害物質が全身に運ばれることで、肌荒れやニキビといった肌トラブルが起こることも。もともと便秘がちで腸内環境が悪い人は有害物質が腸から吸収されて、血液によって全身に運ばれるため、肌荒れやニキビが起こりやすくなりますが、おならを我慢しつづけていると同じことが起こるわけです。

おならが臭いのはなぜ?

おならの大部分は臭いのないガスなのだそう。実はガスの9割が無臭で、においがするのは残りの1割なのだとか。においのしないガスは口から飲み込んだ空気や炭酸飲料などが原因で作られます。早食いの人はそれだけ空気を一緒に飲み込んでいるため、おならが出やすいのだそう。

「なんだか今日のおならは特別臭い気がする」そんな風に感じることもありますが、これは食べたものに原因があることがほとんど。脂肪分の多いたんぱく質や卵、ネギやニラなどの硫黄分を含むものを食べると、においの原因となる硫化水素や二酸化硫黄、アンモニア、アミンといった悪臭を放つガスが発生するのです。大切な予定のある前の日はこうした食べものを控えるといいでしょう。

おならを我慢するより、臭わないようにするのが得策

1日に15回以上、作られているおなら。我慢をするよりも、おならの臭いを無臭にする工夫をするべきでしょう。そのためには、腸内環境を改善することが一番です。

腸内環境の改善に役立つものといえば、食物繊維と乳酸菌。でも食物繊維はたくさん摂りすぎるとかえってガスを多く作り出してしまうことがありますので、ほどほどに。サツマイモを食べたあと、おならが出た経験は誰にでもありますよね。

ガスを作りすぎず、腸内の善玉菌を増やすには乳酸菌を摂ることが得策。おすすめはぬか漬けやザワークラウトに含まれる植物性乳酸菌です。ぬか漬けやザワークラウトにはたんぱく質を含む乳製品であるヨーグルトやにんにくを含むキムチと異なり、においの原因となる成分が含まれていません。家でぬか床を管理するのは難しい…という人は、キャベツと塩、水があれば作れるザワークラウトに挑戦してみてはいかがでしょうか。

参考: 楽天レシピザワークラウト

 

まとめ

いかがでしたか?長期的におならを我慢すると、健康に悪影響を与えるということがお分かりいただけたのではないでしょうか。おならが出そうになったら、人気のないところやトイレに駆け込むのがベター。生理現象ですので、あまり我慢しないようにしてくださいね。

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