古民家リノベーションについて知っておきたい事。

古民家リノベーションについて知っておきたい事。

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最近、「古民家カフェ」や宿泊先として古民家を利用する「古民家ステイ」が人気を集めていますよね。古民家好きの方のなかにはお客さんとして訪れるだけではなく、自分で古民家に住んでみたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

実は海外で生活していた筆者もその一人です。とはいえ、古民家は住む前にリノベーションをする必要があります。ここで、古民家リノベーションについて知っておきたいことをまとめてみました。

古民家リノベーションとは

古民家リノベーション
出典: flickr

古い伝統的な日本の家屋に住む場合、安全性や快適性を向上させながら現代の暮らしに適した住まいに作り替える必要があります。これが古民家リノベーションです。

古民家といっても厳密な定義はありません。大正レトロ、昭和レトロというように築年数にも隔たりがありますが、一般的には築50年以上経過している家屋を古民家と呼んでいるようです。

日本家屋はここが凄い!

古民家リノベーション

では、伝統的な日本の家屋にはどのような利点があるのでしょうか。

・風通しが良い

吉田兼好が書いた随筆、「徒然草」にはこんな一説があります。

「家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬はいかなる所にも住まる。暑き比(ころ)わろき住居(すまい)は、堪へがたき事なり」。

これは「家の作りは夏を快適に過ごすことを考えて作るべきである。冬はなんとでもなるけれど、作りの悪い家は夏の厚い時期には耐えがたいものとなる」という意味。それだけに、古民家は風通しがよく現代の暑い夏でも比較的快適に過ごすことができます。私たちが憧れる高い天井や縁側も風通しをよくするための工夫なのです。

・木のぬくもりが感じられる

柱や梁、フローリングとは違う床や廊下には木材だけが持つぬくもりがあります。無機質な感じがせず、磨きあげながら素材を育てていく楽しみも。

・木材が劣化しづらく数百年はもつ

古民家に使用されている木材はヒノキやマツ、ケヤキなどが使用されています。国宝級の神社やお寺がこうした素材で建てられていることからも分かるように、その耐久性は非常に高く、およそ400年とも言われています。そのため古いように見える木材でも再生可能なものがほとんどなのです。

・建築材料に有害な物質がない

古民家の建築に使用されている素材は、新建材に含まれるアスベストやホルムアルデヒド、トルエン、キシレンと有害物質を使用していないため、シックハウス症候群を初めとする病気を引き起こすことがありません。

・なんと言っても癒される!

誰もが懐かしさを感じる古民家。その魅力はなんといても癒しを感じる空間と外観が織りなすユニークな魅力にあると言えるでしょう。

古民家には反対にデメリットもある

古民家リノベーション

・リノベーション費用が高い

ヒノキやケヤキなどの良質な建材は価格が高く、手に入りにくくなっています。かやぶき屋根やかわら屋根などはメンテナンスがかかる上に交換工事ができる職人さんも減っています。これはメンテナンス費用がかかるということでもあるのです。

また、震災の映像で屋根から瓦が落ちて割れている様子を見たことがある方も多いと思いますが、あれは実は瓦が重いからではなく「瓦が屋根に留めつけされていないから」なのだそうです。

そんなの危なくないの?と考えるかもしれませんが、昔の人は「地震が来たら屋根の瓦を落として少しでも家を軽くし、家全体の倒壊を防ぐことを優先した」のです。とはいえ、瓦が落ちると危険であることには変わりはありませんから阪神大震災後、建築基準法が改正され、今では瓦も釘を打って留めるようになったのです。瓦の交換をするとしたら、新しいタイプの瓦を使用する必要があります。

・断熱性が低い

古民家の壁に使用されている素材は断熱性が低いため、冬の寒い時期は家の中の熱が逃げやすく、夏の暑い時期は壁を通して外の熱気が伝わりやすいというデメリットがあります。

・火災保険料が高い

木造住宅は火災の被害に弱いため、その分、火災保険料が高くなっています。火災保険の料率はT構造(耐火構造)とH構造(非耐火構造)であるかどうかによって異なり、木造住宅はH構造となってしまうのです。地震保険料も同様に木造住宅の方が高くなっています。

・防犯的に弱い

簡単な構造のカギを使用しているだけではなく、縁側など出入り口が多い古民家は防犯面で弱いとも言えます。鍵を付け替える、窓に二重錠をつける、センサーライトや防犯用の砂利をまくなどの工夫が必要になります。

古民家物件の探し方

古民家リノベーション

・ネットで探す

まずはじめにご紹介するのが「田舎ねっと.日本」さんのサイトです。全国の古民家物件の紹介だけではなく、田舎暮らしの魅力やデメリット、物件の選び方などを紹介しています。

田舎暮らし体験の情報も掲載しているので、古民家の物件の購入、賃貸契約の前に是非チェックしておきたいサイトですね!!

田舎ねっと.日本

・自治体の空き家バンク制度を利用する

全国の自治体が人口減少対策や町おこしのために空き家の情報を提供する制度。自治体によっては奨励金の交付やリフォーム工事にかかる費用や家財の処分にかかる費用に対して助成金を出しているところもあります。

ニッポン移住・交流ナビ – 移住・交流推進機構

・地域の不動産屋に直接出向く

住みたい地域が決まっている場合はやはり一度、足を運んで現地の不動産屋さんの話を聞くのがおすすめです。ネットに載らない情報もありますし、費用の交渉が可能な場合もあります。

また、生活する上での利便性を確認するためにもスーパーや金融機関、役所などへのアクセスも確認しておきたいところ。憧れの古民家ライフですが、物件を決めるときは必ず自分の目で見てから決めるようにしましょう。

終わりに

地震による解体や家事の危険性から解体されることが多い古い日本家屋。古民家リノベーションは日本家屋に住みたい!という憧れを叶えるためだけではなく、日本独自の建築美や技術を後世に残すためにも必要なのではないでしょうか。

筆者が在住経験のあるイタリアでは築百年以上という建物も珍しくなく、これらの建物を改装・改築するには、その歴史的価値と街の景観を守るために自治体の許可が必要でした。そのため、外観は中世の雰囲気のまま、内装は近代的にリノベーションされているという物件もよく見かけました。私たちも彼らを見習って「古いものを遺していく」ことについて、もっと真剣に考えなければならないときがきているのかもしれませんね。

Photo by bryan

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