寒さ本番を迎える今こそ!暖房費を節約するための工夫とは
寒さが本格的になる2月。そろそろ暖房代が気になり始める……というご家庭が多いのではないでしょうか。筆者は10年ほどヨーロッパに滞在した経験があるため、日本の家で過ごしていると「暖房つけすぎなのでは?」と思うことがしばしばあります。
今日はヨーロッパの冬を経験した筆者が暖房代を節約するためのいろいろな工夫について紹介します。
湯たんぽを使う
ヨーロッパのアパート(マンション)はセントラルヒーティングといって建物全体で暖房がついている時間が決まっているところがあります。古い建物は特にそうです。必要のない時間帯に暖房が切れるので効率的といえば効率的ですが、自分が寒いと感じたときに暖房をつけられないという大きなデメリットがあります。
そこで活躍したのが湯たんぽです。湯たんぽの保温時間は価格の安いゴム製のものでも3~4時間程度。昔ながらの金属製の湯たんぽであれば、夜寝る前に用意したものが朝になっても温かいと感じるほど保温性は高いのです。
筆者は帰国した今でも自宅でデスクワークをするときには湯たんぽを用意して腰に当てたり、膝に置いたりしています。そのうえからフリースのひざ掛けをかければ暖か効果はバッチリ!北側の部屋にいても暖房をつける必要がないほどです。そういえば、ヨーロッパでもよく、フリース素材の「着る毛布」が売られていました。湯たんぽと併用すれば、まさに無敵の温かさです。
筆者は肩こりや背中のコリがひどく、定期的にマッサージに通うほどですが、少しぬるくなってきた湯たんぽを首や肩、背中に当てるとコリが改善します。体を温めてコリをほぐすことで自律神経の不調を改善することにもつながるので、PMS(生理前症候群)や更年期障害の症状でお悩みの女性にもイチオシです。
家の中でアウターを着る
ヨーロッパの大学は国立であることがほとんど。予算もないのか、極寒の時期でも教室の暖房がついていないということがよくありました。自分を含めた日本人学生には不満タラタラでしたが、イギリスやイタリアの学生たちは何事もなかったようにコートやダウンジャケットを着たまま授業を受けていたのです。もちろん教師たちも同様。コートを着て、マフラーを巻いたまま授業をする光景は日本ではまず見かけませんよね。
家のなかでコートを着るというのは身動きがとりづらく、不便ですが最近、よく見かける薄手のダウンやダウンベストなら動きの邪魔をすることがありません。特にダウンベストは動きやすく温かく、さらに軽いのでオススメ。もちろん本物のダウンである必要はなく、ファストファッションの店で売られているようなもので十分です。筆者は今もヨーロッパのH&Mで購入したダウンベストを着ながらこの原稿を書いています。
イタリアではスウェーデン人の学生が冬の室内のあまりの寒さに驚いていました。北欧はイタリアより寒いのにどうして……と思って、理由を聞いてみたところ、なんでもスウェーデンでは冬になると、建物のなかではガンガンに暖房がかかっていることが当たり前で、室内では半そでで過ごすことも多いのだそう。イタリアには原子力発電所がないため、ロシアなどからエネルギーを購入していることもあり、電気代などが高めなのです。
幸い、日本では電気代やガス代など暖房にかかる費用がヨーロッパほど高くありません。でも、湯たんぽを使ったりアウターを着たりすることで節約だけではなく、省エネとエコにもつながります。皆さんも是非、ゆたんぽやアウターを上手に活用して暖房代を節約してみてくださいね!
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