ココが盲点!コンクリート打ちっぱなし住宅の欠点とは。
無機質なコンクリートむき出しの住宅、いわゆる「コンクリート打ちっぱなし」の住宅はとても人気のある物件です。
しかし、スタイリッシュでオシャレなのと反面してデメリット(欠点)も多いのだそう。今日はそんなコンクリート打ちっぱなし住宅についての情報をまとめてみました。
熱くて寒い!?
一般的にコンクリートを使った住居は、その構造上壁が木造住宅よりも厚く作られています。これはつまり熱容量が多いことを意味します。
その特徴として一度温まったり(冷たくなったり)すれば温度は持続しやすいのですが、言葉を変えれば暖めにくく冷めにくいのです。
一日中エアコンをつけているオフィスやテナントなどの店舗なら問題ないのかも知れませんが、一般家庭の場合、そんな贅沢は出来ません。
これらを回避する為には、外側から断熱材で建物を覆う「外断熱」と、内側に断熱材を使う「室内から内断熱」が有効です。
後記する雨や汚れなどの問題もある為内側にはそのままのコンクリート打ちっぱなし、外側にはコンクリート打ちっぱなし風なサイディングをするのが良いでしょう。
カビ・結露ができやすい
男性の方ならご存知の方も多いと思いますがコンクリートはセメントとともに水と砂を混ぜあわせて作ります。
このように完成したコンクリートは一見硬化しているのですが、実際は数年かけて水分が抜けてゆくらしく、その間は湿度が高いため特にカビの注意が必要です。
特に日本は湿度が高いので、拭いても吹いても薄っすらとしたカビが生えてくる!!。。なんて声がとても多いそう。建築初期の段階では換気はしっかり行ってくださいね。
解体費用&処理費用
木造住宅と違って、一度固めてしまったコンクリートの住宅は解体費用もさることながら、その処理にもかなりのお金が掛かります。
浸水やひび割れによりお子さんやお孫さんの代で建て替えが必要な時期が必ず訪れますので頭に入れておきましょう。
おわりに
一時期は流行りの影響もあって、そのほかに何も施工をしない見かけ重視の「コンクリート打ちっぱなし住宅」が多かったのですが、前記した外断熱を施した住宅や、木材をミックスさせ湿度調整などを行っている住宅も数多く存在します。
手間のかかる「コンクリート打ちっぱなし住宅」ですが上手に建築をすればデザインも機能性も兼ね備えた住宅にする事が可能です。
メリット・デメリットをよく理解して、素敵な新居作りに是非挑戦を。
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