腹痛をともなう食中毒の原因に!生のイカに寄生する「アニサキス」とは?

腹痛をともなう食中毒の原因に!生のイカに寄生する「アニサキス」とは?

5月から9月にかけて旬を迎えるスルメイカ。お刺身、てんぷら、塩辛などいろいろな楽しみ方ができる食材です。1杯あたりの価格も安くなるので、これからの季節が楽しみという方も多いのでは?

でも、イカを食べるときに気をつけてほしいのが「アニサキス」という寄生虫がついていないかという点です。ここでは「イカに寄生虫がいるなんて知らなかった!」という方のためにアニサキスで起こる食中毒の症状とアニサキスを取り除く方法を詳しく説明します。

アニサキスとは

アニサキスは白くて太い糸のように見える線状の寄生虫。長さは2~3センチ程度、幅は0.5ミリから1ミリ程度と極細ですが、肉眼でも見つけることができます。その名前や被害について、あまり聞いたことがないかもしれませんが、平均して年間7,000件以上もの食中毒被害が報告されているそうです。

参照:厚生労働省|アニサキスによる食中毒を予防しましょう

イカの他にサバやアジ、イワシ、かつお、サケといった食卓にならぶ機会が多い魚の内臓に寄生しています。魚が死んだ後は内臓から筋肉に移動するため、身の部分から見つかることがほとんどです。

アニサキスは60度の熱で1分加熱すると死滅します。加熱して食べるなら心配することはありませんが、イカやイワシ、シメサバのように生で食べる場合、アニサキスが生きていることがあるのです。特にイカは生で食べることが多く、身が白いためアニサキスがついていても気がつかずに食べてしまうケースもあります。

アニサキスを食べるとどうなる?

アニサキスは生きたまま体内に入ると、胃や腸の粘膜に潜入します。食べてから数時間後に激しい腹痛や嘔吐、呼吸困難などが起きた場合、アニサキス症を疑う必要があるでしょう。場合によっては吐血することもあるそうです。

食後、2~8時間後に症状が起きた場合、急性胃アニサキス症が疑われます。また、10時間以上、数日以内に激しい下腹部の痛みや腹膜炎のような症状が起きた場合、急性腸アニサキス症である可能性が大です。急性腸アニサキス症は腸閉塞や腸穿孔などの症状につながることもあるため、重症化させないためにも症状が出たらすぐに医師の診察を受けましょう。いずれの場合も内視鏡や回復手術をして粘膜についたアニサキスの虫体を取り除く処置が行われます。

アニサキス症を防止するためにできること

アニサキスはたった1匹でもアニサキス症を引き起こすことがあります。魚介類を食べるときは以下の点に注意してください。

  • 魚は新鮮なものを購入し、内臓はすぐに取り除く
  • アニサキスは肉眼でも見えるので、必ず目でチェックしてから食べるようにする
    イカを生で食べるときは身の部分を慎重に目視しましょう。白濁しているような箇所があれば、要注意。つまようじなど先がとがったもので穴をあけるとアニサキスが出てくることがあります。アニサキスがついていたら生で食べるのは避けるようにしてください。
  • 内臓は生で食べないこと。手づくりの塩辛は諦めるべきでしょう
  • 心配な場合は加熱してから食べましょう。60℃で1分、70℃以上になると瞬時に死滅します。

なお、お酢やワサビ、塩漬けなどで処理をしてもアニキアスは死にません。こうした調味料を過信しないようにしましょう。アニサキスはマイナス20度で24時間以上冷凍すると感染性がなくなるので、冷凍で購入したイカや魚介類は安心して食べられます。

アニサキスがアレルギーの原因になることも

魚介類を生で食べた後、アニサキスが原因でじんましんなどのアレルギー症状が起こることも。まれに呼吸不全や血圧降下などのアナフィラキシーショックを起こすことがあるので、おかしいなと感じたら吐き気や腹痛がなくても、すぐに病院に行きましょう。

健康診断でアニサキスが見つかることも?

健康診断の際、胃カメラや内視鏡などでアニサキスが見つかることもあります。これは緩和型胃アニサキス症といって症状がまったくないのが特徴です。

5月か9月に増えるアニサキスによる食中毒

5月から9月は1年間のうちでもアニサキス症の被害が増える時期です。魚介類はできるだけ加熱して食べるようにし、調理する際にはアニサキスがついていないか、目視確認を怠らないようにしましょう。症状が起きたらすぐに病院の診察を受けるようにしてくださいね!

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