[食品]実は永久保存可能?賞味期限がない食べ物はこんなにもあった!

[食品]実は永久保存可能?賞味期限がない食べ物はこんなにもあった!

家族の健康のため、食材の賞味期限や消費期限はしっかり管理している!という方のなかにも「これっていつまで大丈夫なのかな」と疑問に思う食材ってありませんか?実は食品の中には賞味期限がないものもあるのです。

アイスクリーム

賞味期限がない食べ物

アイスクリームには賞味期限の記載がありません。-18度以下の冷凍庫で保存しているアイスクリームは劣化することがほとんどないため、保存状態がよければかなりの長期間にわたって安定した品質を保てるのです。とはいえ、家庭によっては冷凍庫をあける機会が多く内部の温度が上がりがちだったり、たくさんの食材を詰めてこんでいたりして、-18度以下の温度が保てていないこともあります。この場合、アイスクリームの表面が溶けて再度凍るという現象が起こるため、本来のおいしさを損なってしまうことがあるそう。

また、家庭の冷凍庫の場合他の食材のニオイが移ることもあるので、あまり長期の保存は考えず、早めに食べるのがおいしくいただくコツと言えそうです。

うめぼし

賞味期限がない食べ物

冷蔵庫がない時代から作られ続けているうめぼしも賞味期限のない食品です。うめぼしを作るときは梅の重量の20%程度の塩を入れているため、常温保存しても腐ることがありません。昔は30%の塩分で作っていたのだとか。作り立てはしょっぱすぎると感じても、作ってから3年も経過すれば次第にまろやかな味に変化していくそうです。作ってから10~15年は問題なく食べられると考えてよいでしょう。

ただし、うめぼしを保存容器に移すときには必ず容器を熱湯で煮沸してから使用すること、うめぼしを取り出すときはいつも清潔な箸を使用するなどの気配りも必要です。

また、賞味期限がないというのは昔ながらの製法で作られたうめぼしのみ。最近、よく見かける減塩タイプのうめぼしは塩抜きしてから、アミノ酸などの調味料で味つけしなおしているものもあります。こうした「梅漬け(梅の漬物のようなイメージ)」は記載されている消費期限通りに消費した方がいいでしょう。

はちみつ

賞味期限がない食べ物
Photo By flickr

糖度が高く、水分量が少ないはちみつも賞味期限がない食品のひとつ。はちみつ自体に殺菌効果があるので、常温保存してもほとんど品質が変化しません。よく、はちみつを冷蔵庫に入れている人を見かけますが、温度が低くなると再結晶化してしまい、食べるまでに時間がかかってしまいます。温めて柔らかくすることができますが、酵素が減ってしまったり、風味が損なわれたりするのではちみつは常温で保存するようにしてください。

はちみつを取り出すときは清潔なスプーンを使用することも大切です。また、残念ながらスーパーやドラッグストアなどで安売りしているはちみつは加熱処理されていたり、水あめなどで薄められているものが多くなっています。こうした「ニセモノ」のはちみつは長持ちするとしても、酵素や栄養素が本物のはちみつよりも少なくなっているので注意してくださいね。

昆布

賞味期限がない食べ物

乾燥昆布も賞味期限が過ぎても使うことができる食材。昆布の表面の白っぽい粉のような成分はマンニットと呼ばれる昆布の栄養素です。食品として販売するために賞味期限を記載していますが、昆布は収穫されてから1年以上経ったもののほうがおいしいと言われているほどなので、カビが生えない限り賞味期限が過ぎても問題なくだしを取ることができます。

ただし、昆布も他のもののニオイを吸収しやすいので密閉できる容器を使用すること、カビが生えないように湿気のないところで保存することなどの注意が必要。また、金属製の容器は昆布の塩分によってサビが生じて昆布にサビのニオイが移ってしまうこともあるので、長期保存を考えた場合、避けるのが無難です。

ガム

賞味期限がない食べ物

ガムも賞味期限がない食品のひとつ。ガムのベースとなる原料や糖、香料などは変質しにくい安定した成分。また、水分がほとんどないので雑菌やカビが繁殖する恐れもありません。個別包装されているものが多く、常温で保管していれば、かなり長い間、品質が変わらないと言われています。ただし、キシリトールガムなどの特定保健用食品に関しては賞味期限を表示しなければなりません。

ウイスキーなどの蒸留酒

賞味期限がない食べ物

ウイスキーやスピリッツ類など、アルコール度数の高い蒸留酒も賞味期限がありません。未開封かつ、日が当たらない湿度や温度が高くならない場所で保管していれば、長期間、安定した品質が保たれると言われています。もともと20年もの、30年と原酒を熟成させて作られるものですから、賞味期限がないのも当然かもしれませんね。ただし、ウイスキーの場合、ワインと違って瓶詰されたあとに熟成が進むことはないので、それ以上置いたからいってさらにおいしくなるというわけではないのだそう。

ちなみに清酒は賞味期限ではなく、製造年が書かれています。未開封であれば、賞味期限を過ぎていても飲めると言われていますが味や香りは変化してしまうので、そのまま飲むのではなく、料理などに使用したほうがいいかもしれません。

砂糖や塩

賞味期限がない食べ物

調味料のなかでも砂糖や塩には賞味期限がありません。塩や砂糖にはカビや雑菌が繁殖するために必要な水分を吸収する作用があります。また、塩は高い殺菌作用も持っています。うめぼしやわかめなどのいわゆる塩蔵食品は賞味期限がないあるいは賞味期限が長く設定されていますが、これは塩の殺菌効果によるもの。

また、果物のジャムなども糖度が高いものの方が持ちがいいですよね。よく果物の砂糖漬けがありますが、これも砂糖による長期保存効果を狙ったものなのです。ただし、どちらもニオイが移りやすいので保管するときには密閉できる容器に入れるなどの配慮が必要です。

まとめ

いかがでしたか?賞味期限がほぼないと言える食材が意外に多いことに驚かれた方もいるのではないでしょうか。長期保存できる食材をムダなく使用できれば、食費の節約にもつながりそうですね!「これって捨ててしまうべき?」と思っても意外にまだ食べたり飲んだりできるものがあるかもしれませんよ。

Photo by Petras Gagilas

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