子どもの虫歯予防は3歳までのケアが勝負!
皆さんは小さい頃、虫歯になって歯科医院に通ったことはありませんか?筆者は小学校入学前に虫歯にかかり、週に何度も治療を受けたトラウマがあります。当時は知る由もありませんでしたが、子どもの場合、3歳までのケアによってその後、虫歯になりやすくなるかどうかが決まるのだそうです!では、虫歯になりにくい歯にするためには、3歳までにどんなケアが必要になるのでしょうか。
子どもが虫歯になる原因は親からの虫歯菌感染!
虫歯は虫歯菌が原因で起こります。でも、生まれたばかりの子どもの口には虫歯菌がいません。お子さんが虫版なるのは何らかの原因で大人の虫歯菌に感染するのが原因なのです。そのため、まずは周りの大人が虫歯にならないようにすることが重要になってきます。
虫歯菌ってどんな風に感染するの?
虫歯菌は唾液を通して感染します。キスをする、おはしやフォークといった食器の共有する、大人が口にした食べかけを子どもに与える…こうした日常のささいな習慣が虫歯菌感染の原因になるのです。
虫歯菌は硬い歯がないと生息できません。でも2歳を過ぎて乳歯が生えてくるころになるとあっという間に感染してしまうのです。2歳を過ぎ、3歳ごろまでに虫歯にならなければ、その後も虫歯になりにくい健やかな口腔環境をキープしやすくなります。
さらに乳歯は永久歯に比べてやわらかく、一度虫歯になるとどんどん進行してしまうという特徴があります。また、生えてきたばかりの永久歯も虫歯菌に対する抵抗力が弱く、虫歯になりやすいと言えます。大臼歯と呼ばれる奥歯が生えてくる時期は特に注意が必要です。
これから赤ちゃんが生まれる方や生まれたばかりの赤ちゃんがいるというお母さんは是非、1~3歳までの間、しっかりとお子さんの虫歯予防ケアに気を配るようにしてあげてください!
3歳までの虫歯予防ケア
お子さんが3歳になるまでは以下のポイントに気をつけてあげるようにしましょう。
・コップやおはし、フォークなどの食器は共有しない
・大人の食べ物を取り分けるときにも、別のおはしを使用する
・食べかけのものはあげない
・口にキスをするのは避ける
・周りの大人が虫歯にならないようにする
年齢に合わせた歯磨きの方法
歯が生えてきたら、まずは濡らしたガーゼで歯を拭いてあげるようにしましょう。歯がある程度生えてきたら、子ども用に歯ブラシを使って磨いてあげます。虫歯になりやすいのは奥歯のかみ合わせ部分と上の前歯の裏側。特にていねいに磨いてあげるようにしてください。お子さんを寝かせて、お母さんのひざの上に頭をのせてみがくとやりやすいでしょう。
歯医者さんでできること
大人にオススメのPMTC
自由診療になるものの、大人の方に是非受けて欲しいのが、PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)です。これは機械や器具を使って歯科衛生士や歯科医が歯石や歯垢、ステインなどの着色汚れを除去して虫歯や歯周病の予防を行うというもの。費用は歯科医院によって差がありますが、筆者が通っているところは5000円程度です。
ケアの詳細も歯科医院によって異なりますが歯石を除去してから、歯面を清掃、研磨し、歯周ポケットの内部の洗浄を行って最後にフッ素を塗るというのが一般的。ホワイトニングほどではありませんが、見た目もキレイになって歯がツルツルになるのを実感できます。小さいお子さんと接するご両親には虫歯の治療を合わせて是非受けてほしい予防歯科治療です。
お子さんのためのケア
歯科医院ではブラッシングの指導やシーラントといって、歯の溝をレジン(フッ素の配合されたプラスチック素材)で埋めて、虫歯になりにくくするケアも行っています。また、余剰歯(歯の裏側に生えてくるような本来、生えてくる必要のない余分な歯)がある場合、抜歯をすることで、虫歯になりにくくすることもできます。
虫歯の予防のためにはどんなケアが必要か、適切なアドバイスと処置をしてくれるはずです。まずは小児歯科に力を入れている歯医者さんにお子さんを連れて行き、必要なケアをしっかり学ぶようにしましょう!
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